この博物館は、Prasat Muang Singhから、南東へ約8km進むと右手にあります。
オランダの考古学者、Van Heekeren博士が、
第2次世界大戦の戦争捕虜として、
悪名高い死の鉄道建設の為に働いていた時、
偶然にも、このBan Kao地区で多くの石器を
見つけました。
終戦後、Kwai Noi川、Kwai Yai川デルタを
考古学的な発掘調査を行い、
多くの有史以前の人骨、陶器、石器、装飾品を
見つけ、この博物館に展示されています。
と言う説明を読んで、
Ban Prasat
とか、
Ban Chiang
のように
発掘現場が保存されていると
期待しましたが、ありませんでした。
国立博物館ですが、小さな博物館です。
スタッフの人に写真撮影できるか、いつも駄目元で聞いてみるのですが、
タイ人のグレンジャイ(遠慮)か、はっきり駄目だと言いません。
田舎のスタッフで、遠慮があるようです。
敢えて、いつもの通り、館内の展示物の写真撮影は遠慮しました。
無垢の木を繰り抜いて作られた棺桶です。
大きな木で無いと作る事はできません。
Prasat Muang Singhの遺跡都市の模型がありました。
博物館の庭の植物です。
名前は知りませんが、タイには葉が色づく植物が多いと思います。
この博物館の前の道から北側の山を見たところ。
この辺りの山の形は一風変わっていて美しい。
2001年に死の鉄道として知られた旧泰麺鉄道に
Nam Tok駅からRiver Kwai Bridge駅まで乗った事がありますが、
その時見た山波の美しさを思い出しました。
また、この鉄道は、こんな所へ良く鉄道を通したと思えるほどの
川沿いの断崖絶壁を走る区間があり、
日本軍が戦争捕虜に強いた過酷な労働に思いをはせた事も
思い出しました。
でも、景色は本当に素晴らしい。
その時の写真は、HD破損で紛失しており、再度、乗って
見たいと思う路線です。
クメール帝国の最西端都市の中には、以下の遺跡があります。
1.
Prasat Muang Singh No.1
2.
Prasat Muang Singh No.2
3.
Prasat Muang Singh No.3
4.
Prasat Muang Singh No.4
5.
Burial Site